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神経が刺激されて起こります。

うつとの戦いは長期戦を覚悟して

病気を予防し、自分で気持ちよく体をケアしていく時代に現代は、自分の体を守る方法を自分で選び取り、なってきているのです。
《女性の標準ライフサイクル》[資料]厚生労働省人口問題研究所、2000年女性のライフサイクルの変化女性のライフスタイルはすっかり変わった高学歴になった。
職業を持つようになった。
出産数が減った。
月経回数が多い。閉経後に長い人生がある。
戦後、。栄養と衛生状態が良くなり、長寿になった。
なぜ、婦人科にかかりにくいのか欧米では、娘の月経痛がひどい場合、「あなたはちょっと月経が重いようだから、婦人科に行ってピルをもらったら?」と言って、母親が婦人科受診を勧めるのが普通です。月経痛を和らげるための低用量ピルの服用についても、すでに数十年前から母親世代が利用してきているので、知識を持っているわけです。
最近ではやっと日本でも、女性のヘルスケアに関するさまざまな情報が手に入るようになりましたし、ピルを飲んだことがある人、知人が飲んでいてなかなかいいという話を聞いたことがある人も増えてきました。また、女性検診(婦人科検診に乳ガン検診と一般検診を加えたもの)を定期的に受けようとする女性が少しずつ増えています。
しかし欧米のように、学校や家庭で、女性ホルモンや月経の仕組みについて教えられる機会がまだ多くはありません。
昔のままの性に対する価値観恥ずかしいものとするようなのために、子どもにきちんとしたことを教育できない大人たちも少なくないのです。しかし、日本もすでに先進国の仲間入りをしています。私たちは、自分の母親や祖母の世代とは、ライフスタイルや環境、生き方がガラリと変わっています。にもかかわらず、健康に対する考え方や自分の体を大事にするということに関しては、親世代の古い意識をそのまま受け継いで、辛い症状や起こりやすい病気に対して、なすすべを持たない女性があまりにも多いようです。そして、「月経が辛いのは当たり前月経痛は我慢するもの。婦人科にかかるのは、よほどの病気の時か、妊娠した時だけ」というような、戦前の考え方を持っている若い女性が今も少なくないのです。ヘルスケアに関する意識が低い日本女性欧米では、10代の頃から婦人科で定期的に検診を受け、かかりつけ医を持つのが普通です。ヘルスケアについて気軽に相談できるシステムも整えられています。また、自分のライフスタイルに合わせて、妊娠や出産病気の治療法を自分の意思で選ぶことは、当然の権利だと考えられています。
二00三年にアメリカの大学を卒業した姪から、「アメリカでは、診を受けるように言われているのよ」と聞いて羨ましくなりました。
にも、これはとてもいいシステムです。
一八歳になった女性は、全員婦人科の検大人の女性としての自覚を持たせるためしかもこの検診は、国がお金を出していっせいに行うものではありません。

医学書と呼ばれる

どこで検診を受けるかは各人の自由です。学校のクリニックで受ける人、親がかかっている婦人科で受ける人、なかには自分で探して受けに行く人もいて、各人の選択にまかされているそうです。学生の場合は費用を援助するプログラムもあると聞きました。また、オーストラリアでは、一八歳以上の女性は全員無料で婦人科検診を受けることができ、その後も二年ごとに検診のお知らせが来るそうです。
みんなが検診を受けていれば、普段から友人同士で正しい情報の交換ができます。また、何らかの症状が出て受診する時も、一度経験しているので、躊躇なく受診することができるのではないでしょうか。
ちゅう宝こんな話を聞くと、日本はつくづく遅れているなぁと感じます。

病気にかかった時に、医師や看護師、保健師などの医療関係者に適切な相談ができるかどうかは実はとても大事です。しかし日本では、常日頃から医療機関を上手に利用しながら、ヘルスケアを自分でプランニングするという意識が育っていません。上手に婦人科を利用している人は、まだまだ少ないのではないでしょうか。
日本でも欧米と同様に、女性も仕事を持ってバリバリ働きながら、妊娠·出産もして、仕事と家庭を両立することも可能になってきました。以前とは、ライフスタイルや生活環境が大きく変わってきています。だからこそ、ヘルスケアに関する意識や認識も変えていただきたいのです。自分の人生と健康を自分で守るためにもまずは親世代が意識を変えることから私は、思春期の子どもたちに性に関する正しい知識を持ってもらうと同時に、そのお母さんたちにも意識を少しでも変えてもらいたいと思っています。

 

健康で何よりも氣高い精神をもっている……聖なる民族

ですから、学校に呼ばれてお話をする時には、なるべく子どもたちと一緒に、お母さんお父さん方にも性の仕組みやホルモンの話を聞いていただくようにしています。そのあとで、お母さんたち向けに、母親世代のヘルスケアについてお話しすることもあります。
若い世代であればあるほど、話を聞いて自分の生き方をどんどん柔軟にいいほうに変えていく力を持っています。そういう姿を見るたびに、こういう仕事にとてもやりがいを感じます。
ところが、更年期を過ぎた女性は、その後の人生がまだ長いにもかかわらず、自分の今までの価値観から簡単には抜け出せないようです。それでも、気がついた時から変わっていく女性もたくさんいます。
そういう姿を見るたびに、「いつからでも意識は変えられる、もう遅いということはない」という私の信念を貫いていこうと思います。
なぜなら、女性ホルモンがなくなってしまった更年期以降こそ、自分の生活の質を維持するためのさまざまな努力が欠かせないからです。自分に合ったさまざまな方法で、上手に女性ホルモンを補充したり、定期的に検診を受けて健康をチェックしていくことが、病気予防にも役立つばかりでなく、中高年期の生活の質·人生の質を大きく改善すると思います。
分泌量男性女性ホルモンの欠乏が体に与える影響どの女性にも、必ず更年期は訪れます。女性ホルモンエストロゲンの分泌の低下は、誰も避けては通れません。私には更年期なんてなかったわと言う人もいますが、更年期の自覚症状が日常生活に支障がないくらい軽かっただけなのです。
ストレスを解消しよう。

医師と家族

それほど更年期症状の程度は個人差が大きいといえます。ほとんど症状の出ない人がいる一方で、死んだほうがましだと感じるほど重い症状が出る人もいます。
更年期に現れる症状は実にさまざまです。のぼせ、発汗、動悸、めまい、不眠、物忘れ、うつ症状など、何か重病ではないかと、内科や耳鼻科、精神科を回る人も少なくありません。病院に行かないまでも、私はどうしたんだろう。もうだめになったんじゃないかと真剣に悩む人が多いようです。
また、閉経を過ぎると誰でも確実にエストロゲンが欠乏します。エストロゲンは女性の健康維持に大きな働きをしていますから、欠乏するとさまざまな欠乏症状が出ます。胃腸が弱くなって消化不良を起こしたり、皮膚や粘膜が弱くなってかゆみや痛みを感じるようになったりします。
膀胱炎や尿失禁、性交障害などが出たり、手首や肘、ひざ、かかとなどの関節や腰が痛んだりすることも多くなります。エストロゲン欠乏で加速する骨粗鬆症やアルツハイマー病は、圧倒的に閉経後の女性に多い病気です。もちろんこれは、更年期症状がほとんどなかった人でも起こります。
次の表を見ていただいてもわかりますが、女性は男性と違って、更年期の五〇歳前後に急激にホルモン分泌量が減ります。
その結果、五〇歳以上の男性と女性の持っているエストロゲンの量を比べると、うが女性よりも多く持っているほどなのです。
実は男性のほ女性ホルモンの減少によってさまざまな障害が現れた時、る女性の大きな健康問題でしょう。
どのように対処するのか、これは現代社会を生きわが国の場合、親の世代からは、そのような知恵や知識を得ることはできませんから、私たちは日本女性のヘルスケアに関する財産を、これからみんなで築いていかなければならないと思っています。
《男女の性ホルモンの加齢による変化》更年期障害が疑われる場合は専門外来を更年期からの健康を考える患者団体メノポーズを考える会
で受け付けています。
では、更年期に関するさまざまな相談を電話次の「現在、主に悩んでいる症状は?」
肩こり·腰痛·関節痛です。

薬まで飲んでいました。

の表を見ていただくとわかりますが、更年期症状で一番多い訴えはその次が物忘れ。この症状は女性にぼけてきたのでは?と危機感を感じさせるようです。
そして無気力「今まで私は元気で何でもバリバリやってきたのに、最近は何もできない。何もする気が起きなくて、ぼうっとしている。
どうしちゃつたんだろう」
と自信を失ってしまって不安になるようです。
わが国では、これらの症状があっても、どの科にかかればいいのかわからなくて、受診できないまま我慢している人がほとんどです。病院に行くとしても、内科、精神科、整形外科、耳鼻科……という具合にさまよい歩いているのが現実でした。
実例を挙げてみましょう。
ある五〇歳代の女性は、急にぐるぐる目が回って、まっすぐに歩けなくなりました。
今までになかったことなので、何か異常が起こったに違いないと思って、脳外科を受診しました。早速CTコンピューター断層撮影やMRIで検査をし、血管がどこかで詰まっているかもしれないというので脳血管造影もやりましたが何も異常が見つかりません。メニエール病かもしれないというので、耳鼻科にも行きましたが、聴覚や神経などを調べてもやはり異常は出ず、何がしかの薬をもらっただけでした。症状がおさまらないので次に内科に行きますと、また同じ血液検査から始まります。
そうこうしているうちにもめまいはだんだんひどくなるので、また脳外科に行くと、「あなたはもしかしたら精神的な問題があるかもしれないから、精神科に行きなさい」と言われました。こころの病気だと言われると、本人もそうかもしれないと不安になります。精神科ではさまざまな薬を処方されました。抗うつ剤、安定います
と言うのです。そういう人のエストロゲンを測ると、たいていは更年期の変化を起こしています。そこでエストロゲンを試してみたら?と勧めてみます。そうすると、ごく少量の服用でも、みるみるよくなることが多いのです。

病気の大半

細胞に対して直接に攻撃を仕掛けます。おそるおそる試す人もいますが、「ホルモンなんて絶対に飲みたくありません」という反応をする人も多いです。実際は、自分の体からどんどん失われつつあるホルモンを少し補っているだけで、余計なものを入れていることにはならないのです。
ホルモン以外には、漢方薬を使うという方法もあります。これは産婦人科以外でも出せます。漢方は
といわれる、その人の体質に合わせて処方するもので、体質を改善したり症状を緩和したりします。人にもよりますが、めまい、頭痛、むくみ、イライラなどの症状に効くものもいくつか知られています。漢方を飲んでみても効かなくて、やはりエストロゲンを試してみる方もいます。どういう方法であっても、日々の生活が楽になり、明るい気持ちが取り戻せるのなら、我慢するよりも健康上のメリットが大きいといえるでしょう。

更年期障害のいろいろな症状HRTホルモン補充療法については、二00二年七月のアメリカの報告のこともあり、不安に思っている人も多いようです。しかし、HRTは本来女性の体のなかにある女性ホルモンが急激に失われていくデメリットを補充によって緩和するというもので、特に不自然なことをしているわけではありません。
発汗、動悸、めまい、頻尿、性交障害などの症状が、日常生活にさしつかえる場合は、ありますし、骨粗鬆症やアルツハイマー病の予防にも有効だと認められています。
やはり大きな効果がまた、変形性膝関節症や股関節症などの関節痛を起こしている閉経後の女性に女性ホルモンを投与することで、症状が軽くなる例も多く、関節や筋肉にもエストロゲンの保護効果があるようです。
服用にあたっては、乳ガン、子宮体ガンなどがないことを確認し、往歴をチェックします。投与の方法も、内服あるいはパッチ薬など、選べます。血栓症や心筋梗塞など、大きな病気の既その人のライフスタイルに合ったものをおうれき不安があればいつでも相談でき、きめこまやかな対応をしてくれる医師を選ぶことがポイントでしょう。
ピルに対しては、四〇年以上前の発売当時、大変なバッシングがありました。確かに発売された当時のピルはホルモン含有量が多く、血栓症などの副作用が出ることもありました。しかしそれ以上に、その当時、女性が自分で妊娠·出産をコントロールするということは、宗教的、倫理的にタブー視されていたのです。避妊そのものが許されないことだったのでしょう。


細胞に対して直接に攻撃を仕掛けます。 うつの不安や焦りは少し違います。 神経が刺激されて起こります。